いつもありがとうございます。
ハッピー☆ダイエットライフの船田です。
今朝フェイスブックを見ていたら、興味深い本を紹介している方がいました。
それが、「超小食で女は20歳若返る」船瀬俊介 著という本です。
船瀬俊介さんは、環境問題を専門とするジャーナリストです。
しかし、ご自分が超小食で健康になった体験から食事法の本も多いですね。
私も大変参考にさせて頂いたのですが、この方法は少し解説が必要と思っています。
これは若返りだけではなく、ダイエットや健康とも非常に深い関係になるので大事なポイントです。
食べ過ぎたら太るので、食べなければ痩せると思うのは普通ですよね。
しかし、これは誤解に近い勘違いで、非常に危険な面もあるので説明しようと思います。
この本に書かれているような超小食で若返って健康になるというのは本当です。
しかし、普通の方が、少なくとも痩せなくて悩んでいるような方はすぐに実践できないのです。
実際にダイエットするときは、あるていど小食になる必要があります。
しかし、それが出来なくて、我慢できずにお菓子を食べたりして悩んだりしている場合が多いのです。
このような感じの方が、超小食になれるはずがないですよね?
普通の小食が出来ない方が、超小食を実践して若返るというのは矛盾しています。
これは他の健康法にも言えることですが、「食生活にも段階がある」のを知りましょう。
船瀬俊介さん以外でも、超小食をすすめる方は多いです。
それはすべて本当だし、実際に健康になりダイエットになり若返ります。
しかし、超小食が出来る人と、出来ない人がいるのです。
その理由は、それまでの食生活や生活習慣により、栄養状態と体質が違うからです。
つまり、超小食の実践というのは、上級の健康法なのです。
今までめちゃくちゃな食生活をしていた方が、いきなり上級を実践しようとしてもダメなのです。
まずは、入門編から実践しないとできません。
つまり、ある程度の期間は健康的な食生活を実践する必要があるのです。
そして、人間の健康やダイエットを左右するのは腸内細菌の存在です。
どんな種類の腸内細菌が優勢になっているかで、健康状態とダイエットがきまるのです。
この腸内細菌は、赤ちゃんの頃に決まります。
そして、一生を通じて、細菌の種類が大きく変わることはないといいます。
毎日の食事をして細菌を育て続けていますから、変わるはずがないのです。
これが唯一変わる可能性があるのは、断食を実践した時と、便を移植した時です。
汚い話で申し訳ないですが、最新の治療法として、他人の便を移植する方法があります。
この便移植を行うと、腸内細菌の種類が大きく変わってくるので病気の治療になるのです。
または、断食して、腸の中を空っぽにした時ですね。
だいたい、超小食系の食事を提案されている方は、断食の経験があることが多いのです。
そもそも、人間の体は雑食性なので、植物だけでは栄養が不足します。
しかし、動物性の食料を食べずに健康でいる方も多いですが、これにも腸内細菌が関わっています。
これは草食動物の消化と近いのですね。
草食動物は牛や馬など大型の動物が多いですが、なんで草しか食べずにあんなに大きくなるのか?
体を作る原料はたんぱく質(アミノ酸)ですが、牧草はそんなに栄養豊富ではありません。
それなのになぜあんなに大きな体になるかといえば、草食動物の腸内細菌がアミノ酸を生産しているからです。
なんと便利なことに、食物繊維を食べてアミノ酸を排出する細菌が住み着いています。
だから、草しか食べないのにアミノ酸が常に補給されて大きな体を作れるのです。
じつは、菜食主義で健康にしている方の腸内は、草食動物に近いのです。
だから形だけ真似して菜食主義にしても、調子がいいのは初めだけで、やがて栄養不足になるのです。
菜食主義を形だけまねた方は、短命になりますよ。
それに、野菜の栄養は50年前の20%から10%へと、激減しているのも見逃せません。
船田が20代の頃実践していたマクロビオティックも菜食系の食事法です。
しかし、この方法が開発されたのは、いまから90年位前ではないかと思います。
桜沢如一という方が広めた方法ですが、1928年の講習会が出発点だといわれています。
その頃の野菜と、現代の野菜が同じはずありませんし、主食になる玄米や小麦の状況も変わっています。
船田のテキストにも書いておきました。
このマクロビオティックは健康効果がある物の、キマジメに実践する時代ではないように思います。
栄養不足になるからですね。
ただ、マクロビオティックを実践しつつ、お肉も食べると超健康になるそうです(笑)
現代には、現代の健康法が必要ですね。
それに、現代はアレルギーや環境ホルモンの影響も見逃せません。
とくに遅発性アレルギーは体調不良や肥満の温床になっていて、とても問題です。
医者に行くと、急性アレルギーの検査はありますが、基本的には遅発性アレルギー検査はありません。
近年流行したグルテンフリーダイエットは、小麦の遅発性アレルギーを排除する方法です。
小麦のたんぱく質を食べると、肥満や精神的な問題が多くなっていて、小麦を食べないだけで痩せるのです。
これは、小麦の品種が変わったからです。
40年前の小麦と、現代の小麦は、名前は同じですが、中身は別物です。
生産性を上げるために品種改良がおこなわれたからです。
だからこそ、健康法や食事法には、昔の方法では意味がないことが多いのです。
マクロビオティックでも、お肉を食べない代わりに小麦のたんぱく質を使った料理が多かったです。
90年前は効果があったのだと思いますが、現代で同じことをしたら小麦アレルギーで太るかもしれません。
健康法にも時代が反映されるのですね。
船田のテキストにも、排出編「40代からデトックスダイエット」103ページがあります。
これは超小食への出発点である、プチ断食の方法や、酵素ファスティング等の注意点を書きました。
さらに、環境エストロゲンや遅発性アレルギーの対処方法も書きました。
超小食や酵素ファスティングに興味のある方は、このテキストを参考にするといいですね。
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