第71話「食事か運動か？」
前回、前々回と部分痩せについて話をしました。
前回は「ぽっこりお腹」解消について。
前々回は「二の腕」「太もも」部分痩せについて。
結局、どちらも運動について書きましたね。
もちろん、食事療法だけでもダイエットできます。
体重を落とすことは食事法だけでできるんです。
でも、スタイルを良くするにはやっぱり運動が必要なんですね。
良いスタイルとは結局、筋肉と骨格で作られていますから。
人間のカラダは動くように設計されています。
動かないと、必ず調子悪くなるんですよ。
だから、ダイエットには食事療法と運動が必要なんです。
片方だけでは、充分な効果がありません。
で、運動なんですが・・・・
いろんな方法があります。
以前も書きましたが、運動には３種類があります。
- 柔軟性を高める運動（柔軟体操、ストレッチ、真向法など）
- 持久力を高める運動（ウオーキング、ジョギング、エアロビクスなど）有酸素運動
- 筋力を高める運動（ダンベル、バーベル、マシン運動など）無酸素運動
運動は大きくこの3つに分けられます。
この中でダイエットに効果的な運動は何でしょう。
だれでも、「持久力を高める運動」だと思いますよね。
ジョギングだとか、エアロビクスだとか、痩せそうですね・・・笑
いわゆる、「有酸素運動」という種類になります。
（それに対して、バーベルなどの筋トレを無酸素運動といいます）
でも、ホントはそれだけじゃあダメなんです。
食事と運動の関係とおんなじ。
もちろんジョギングだけでも効果はあります。
エアロビクスだけでも効果はあります。
でも効率が悪いのです。
何でかな？・・・・笑
有酸素運動は確かに「脂肪」を燃焼させる運動です。
無酸素運動のバーベルでは脂肪が燃焼せず、糖分のみ消費します。
これだけ聞くと、有酸素運動がダイエットに適している感じですね。
でも、現実はちょっと違うようです。
とくに40歳以上の女性はあてはまりません。
なぜなら40歳あたりから急激に落ちてくるんです。
お肌のたるみじゃありませんよ・・・笑
基礎代謝が落ちてくるんです。
基礎代謝とは、なにも運動をしなくても消費するカロリーのことです。
つまり、生きてゆくために最低限カラダが必要としているカロリーですね。
だから、「基礎代謝」＋「活動で消費したカロリー」＝「1日で使うカロリー」になります。
問題はこの割合です。
基礎代謝は1日の消費カロリーのおよそ70％をしめます。
意外と活動によるカロリー消費は少ないのです。
この基礎代謝が急に落ちてくるのが40歳以降なのです。
これが40歳以上で太り始める理由なんですね。
それで、大事な基礎代謝なんですがコレにも割合があります。
基礎代謝はその60％が筋肉で消費されるカロリーなんですよ。
つまり、「基礎代謝の低下＝筋肉量の低下」なのです。
1日の消費カロリーのうち、じつは約42％が筋肉の基礎代謝なんです。
（基礎代謝の0.7×筋肉消費分の0.6＝0.42）
筋肉といっても勘違いしないでくださいね。
ここでいう42％というのは何も活動しない状態で42％消費するんです。
ここで運動を入れると「42％分＋運動分の消費カロリー」が筋肉で消費されます。
しかし、実は運動の消費カロリーというのは低いものです。
たとえば30分ウオーキングをします。
すると、75キロカロリーほどの消費になります。
ごはん一膳150ｇで２５２キロカロリーです。
だから、いかに消費カロリーが少ないかわかりますね。
ごはん一膳を消費するには1時間40分ほど歩かねばなりません。
もちろん、血行もよくなりますので、カラダに良いことは間違いありません。
でも、忙しい人にはキツイですよね、この時間は・・・
まだ、問題があります。
脂肪が消費され始めるには準備時間が必要なのです。
運動を始めてから、20分以降に脂肪の消費が始まる仕組みなんです。
つまり、30分くらいでは効果がすごーく少ないのです。
すくなくとも、ダイエット目的の場合は・・・涙
ところが、効果を上げようとして、早く走ればいいかというと、そうでもありません。
脈拍が120を超えるような激しい運動になると無酸素運動的になってくるのです。
つまり、激しい運動も効率がよくないのです。
ほら、全力疾走するときは呼吸していないでしょう。
ようするに、有酸素運動は時間をかけて軽い負荷をかけ続けるしかないのです。
脈拍が110以下で歩くなり走るなり踊るなりするしかないのです。
時間かかりますね。
少なくとも忙しい現代人に向いているとは思えません。
じゃあ、どうしたらいいの・・・ということですが・・・
運動にはコツがあるんです♪
長くなりそうなので、続きは次回ね！
お楽しみに。
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【編集後記】
今日は休みだったので、家内と映画をみてきました。
「最高の人生の見つけ方」というアメリカ映画です。
ガンを宣告され、余命半年と告げられた2人のおじいちゃんのお話。
二人は「棺おけリスト」というメモをもって病院を脱走し、世界旅行にでかけるのです。
そのリストとは、「自分が死ぬまでにやっておきたいことのリスト」なんですね。
中には、世界一の美女とキスをする・・とか、ピラミッドの頂上に立つ・・・とか、あります。
そして二人でリストを消化しつつ旅行を続けるわけですが・・・・ケンカ別れしちゃいます。
さて、どうなったかは、見たい人のために、ヒ・ミ・ツ・・・笑
でも、この映画はハッピーエンドです。
さわやかにエンドロールが流れてゆきました。
泣いている人も・・・・
しかし、この「棺おけリスト」はいいですね・・・
これはおじいちゃんでなくても、参考にしたい考え方です。
私の棺おけリストは何だろう？
そう考えると、現在の自分をどうしたいかわかります。
そうすると、あなたの夢に近づくかもしれませんね♪
船田☆＾＾！
