第29話「こころの平静とダイエット」
前回から3回にわけて「こころのチカラでダイエット」をお届けしています♪
1、「こころの構造とダイエット」
2、「こころの平静とダイエット」
3、「こころのそうじでダイエット」
前回は、こころの構造ということをお話しました。
こころには、「表面意識」と「潜在意識」があること。
そして、潜在意識に協力してもらう方法を書きましたね。
今日は、「こころの平静とダイエット」についてです^^
いったい、何の関係が・・・・と思うでしょ。
前にも少し書きましたが、こころの安らぎとダイエットは深い関係があります。
それじゃあ、説明しますね。
こころが穏やかでない場合・・・。
まずは「やけ食い」というのがあります・・・笑
これはわかりやすい例です。
人間、腹がたつと食べたくなるんです。
まあ、食べているうちに気がまぎれるという側面があります・・・
また、ストレスが強いときも食欲が強くなる傾向があります。
まあ、食べると体力がつく・・・ような気がするんですね・・・
これから、肉体的か、精神的かわかりませんが、戦いが待っている状態です。
戦闘にそなえて、体力をつけておかなければなりませんから。
さらに、寂しいから食べるということもありますね・・・
まあ、こころの中にぽっかりと空いたスキマを、ケーキで満たそうとしているんです・・涙々
これは、誰かが亡くなったから、という種類の寂しさではありませんね。
そうではなく、誰からも相手にされない・・・という感じの寂しさです。
つまり、孤独というか、疎外感を感じているとき・・・
いろいろありますが、これらは結局、食べることによって「気分転換」をしているのです。
だれしも、腹がたったり、強いストレス感じたり、寂しかったりするのは嫌ですね。
これ、不思議なんですけど、みんな精神的な葛藤なのです・・
どういうわけか、精神的なものを「食べ物」で開放しているんですね。
まあ、開放というか解決というか・・・
実際は食べるだけで解決するはずがないのです。
ところが、けっこう解決している部分があるのかもしれません。
全部ではありませんが、少なくとも一時的に悩みから開放されているのは事実でしょう。
お酒を飲むというのも、この中に含まれますね・・・
なんで開放されるのでしょう・・・
ひとつめは、人間の特徴です。
人間は「いちどにひとつの事しか考えられない」から。
おいしいものを食べたり飲んだりしますよね。
すると、その間は嫌なことを考えずに済むんです。
つまり、美味しいものを食べているあいだは幸せになれるわけ。
つぎに、食べ物のもつ特徴です。
食べ物に限りませんが、すべての物には一定の波長があるのです。
波動といってもいいですが・・・
食べ物は、種族としての波動と、育った環境の波動、調理される過程の波動を受けています。
こんなこと、考えたこともない・・・という人が多いでしょう。
でも、実際にあることです。
よく、「料理は愛情」といいますよね。
これは、家庭だけの話ではありませんよ。
プロの料理人でも同じです。
帝国ホテルの元総料理長だった村上さんも同じ事を言っています。
つまり、調理をした人のもつ波動が料理に影響を与えるのです。
愛情の思いで料理をつくれば、おいしくてこころも満たされるんですね。
でも、そんな、高尚なものではなくてもいいんです。
たとえば「これスゲエッ!」とか「これは激ウマッ」とか思いながら作ったとします。
そんな気分で料理を作れば、「寂しい」人にプラスの影響を与えられるのです。
少なくとも、楽しい感じとか、テンションの高い感じなどがこころに入ってきます。
ぎゃくに、「あんなやつ○○・・・」とか「○○許せない・・・」なんて思いで作ると大変です。
こういう料理を食べた後は、体調が悪くなります。
とくに、感受性の強い方はモロ影響をうけますね。
気持ち悪くなったり、腹痛がしたり、吐いたりすることもあります。
とうぜん、作物を育てた人の影響も受けているはずです。
だから、同じ地方で作られた作物でも味が違うのです。
なにが言いたいかというと・・・
「感情が安定していないと、食べ過ぎになりますよ!」
ということです。
多くの場合、感情のブレを食べ物で解決しようとしているからです。
もちろん、音楽を聴くとか、テレビを見るとか、旅行をするのも気分転換できます。
しかし、「食べる」という行為は、1日中できますから・・・・
音楽を聴きながら食べる、テレビを見ながら食べる、旅行でも食べる・・・
こうなりがちですね・・
これで太らないわけがありません。
あっという間に「デブいっちょうあがり」・・・汗;
逆にいうと、ダイエットというのは、感情が安定していないとできません。
それはそうでしょう。
ダイエットより、生きることが優先します。
ダイエットより、仕事の方が優先します。
ダイエットより、ココロの幸福が優先します。
つまり、生活の安全が保証され、感情が安定しないとダイエットはできないのです。
たとえ、変わった方法でダイエットに成功してもダメです。
そういう一時しのぎはすぐリバウンドします。
ダイエットに成功するためには、こころを安定させる必要があります。
それはわかりましたか・・・
こころが安定していると、食事の量が減りますよ。
というより、その人の「適正な量」におちつくはずです。
こころのスキマを食べ物で満たそうとしないからです。
こころのスキマは脂っこいものが大好きですからね。
焼肉とか、カレーライスとか、とんこつラーメンとか、やっぱりケーキとか・・・笑
こういう食事は高カロリー・高たんぱくですが、ビタミン・ミネラルは乏しいのです。
とくに、外食でとる「脂っこく、味付けの濃い食事」は太るもとです。
食事が質素ということは、栄養が貧しいことではありません。
現代的で質素な食事というものは、貧相ということではないのです。
質素な食事は、低カロリーでビタミン・ミネラルが豊富です。
つまり、新鮮な野菜や果物を使って、油や砂糖・調味料は控えめ(または不要)になるんです。
だからこそ、ダイエットに向いているのです。
本気でダイエットをしたい人、手を上げて・・
そういう人は、まず、こころの安定を考えなくてはなりません。
感情が安定していないと、食べ過ぎになりやすい。
こころが安定していると、質素な食事で満足できる。
これが今日の結論です。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。