197【体内時計ダイエット】
今までの2倍食べても痩せる!
ダイエットで悩んでいる方は、この方法を試してみては?
このあいだ、テレビでやっていた体内時計ダイエット。
知っている方も多いでしょうが、知らない方はもっと多いかな・・。
今回チャレンジしていたのは、結婚を控えた若い女性。
しかし、悩みの種は、太っていてお気に入りのウエディングドレスが着られないこと(涙)
それでダイエットを始めたのですが、1日900キロカロリーに抑えても痩せない・・。
いやー、これは現実によくある話ですが、こうなると、もうどうしていいかわかりませんね。
そこで対策は2つです。
それは、「1、食べる時間」と「2、食べる内容」を変えること。
これは船田のテキストにも書いてあることです。(ちょっと違う点もありますが・・)
人間には、体内時計があって、「食べる時間」というのは決まっているのです。
しかも人間の体内時計は25時間で、普通の時計の24時間とはなぜか違うのです。
それで、ちゃんと体内時計をリセットしないと、カラダのリズムは崩れてゆく。
体内時計をリセットするには2つの方法があります。
ひとつは、脳からリセットする方法、もうひとつは腸からリセットする方法。
脳からリセットするには「朝日を浴びる」こと。
腸からリセットするには「朝食を食べる」こと。
これが大事なんです。
これ、どちらもやらないと、体内時計が狂ってゆきます。
で、結局、モニターの女性は体内時計ダイエットで痩せました。
一ヶ月で5キロ近く痩せて、念願のウエディングドレスが着れるようになったのです♪
驚いたことに、今までの2倍も食べて痩せたのです。
900キロカロリーでも痩せないのに、1800キロカロリー食べて痩せるとは・・・?
その秘密こそ、食べる時間と、食べる内容の違いなのですね♪
食べる時間で大事なのは、太る時間には食べないこと。
そして、太らない時間にガッツリ食べることなのです。
人間のカラダは、午後10時~午前2時頃に脂肪を取り込むのです。
だから、この時間の少し前位に食べるのが、一番太りやすいというわけです。
ところが、現代人は忙しく、8時~11時頃に遅い夕食を食べる方が多いのでは?
そうすると、食べたものは余すことなく、しっかり脂肪に蓄積されてしまうのです。
理想を言えば、午後6時には食べて、10時過ぎには寝る・・・というのがイイです。
普通、病気で入院でもしなければムリ・・・と考えるかもしれません。
また、彼女はオヤツも食べていました(しっかりドーナツなど・・)
オヤツの時間である午後3時頃は、一番食べても太らない時間なのです。
だから、やっぱり理想的には、昼食12時で、オヤツが3時、夕食6時なんですね。
ところが現代人は、朝食抜き、お昼12時、夕食(夜食?)10時なんてのが多い。
夜遅く食べるから、朝食は食べたくない、というのが普通です。
そして朝食を抜くから昼食は食べすぎになり、夕食まで10時間もあるからまたドカ食い。
これが太る原因なのです。
この食べる時間を何とかしないと、他でいくら努力しても水の泡。
ぜひ、あなたも「食べる時間」を見直してみましょう。
そして、なるべく理想の時間に近づけるだけで、ダイエットが成功すると思います。
【編集後記】
食べる内容については、ちゃんと栄養を考えて食べることが大事です。
そういうと、「ちゃんと栄養は考えている」という方がほとんどだと思います。
しかし、ダイエットの実績が出ないなら、その理解は間違っているのかも・・・。
だいたいは、雑誌やテレビの断片情報に振り回されているだけ・・というコトが多い。
たとえば・・・
ビタミンが大事だから、毎日コンビニでサラダを買っている。
カルシウムが大事だから、毎日牛乳を飲んでいる、ヨーグルトを食べている・・・・等々。
いっけん、もっともなようですが、船田はオススメしません。
本当にそう思って、好きでもないのに食べている人がいたら、悲しくて涙がでます・・。
コンビニのサラダを食べてもビタミン補給にはならないし、
牛乳やヨーグルトでも、カルシウムの補給になっているかは怪しいものです。
この「栄養」の問題は、知ろうとすればするほど、分からなくなる場合が多いです。
そして、本式に栄養学を学んだとしても、やっぱり迷路のように理解不能になってゆきます。
これは本当のことで、たとえ栄養士の資格をもっていても十分ではないでしょう。
じっさい、ある有名な管理栄養士さんが本で告白しているものを読んだことがあります。
管理栄養士というのは、取得するのは難しく、いってみれば栄養のプロです。
普通の栄養士は、大学・短大・専門学校等で2年の勉強をして卒業すれば取得できます。
しかし、管理栄養士は、その2年+実務3年以上で試験を受ける資格ができます。
そして、国家試験を受けるわけですが、それでも合格率は30%前後で、難しいのです。
その管理栄養士さんが、痩せることができなくて苦しみ続けていたのです。
どんなに栄養を考えてもキレイに痩せられず、体調不良と格闘していたと告白しています。
だから、ちょっとテレビ番組や雑誌の記事を読んでも分かるわけがないのです。
テレビのプロデューサーも、雑誌の編集者も、視聴者が面白ければよいと考えているはず。
この問題を理解するには、専門がひとつだけではダメなのです。
つまり、栄養学だけではダメで、いわば複合的な眼、マクロの眼が必要です。
ワタシがこんなエラそうなことを言うのはこの部分です。
ワタシは専門家ではありませんが、だからこそ逆に広い分野を学んできました。
専門家というのは、専門家であるがゆえに、微視的(ミクロ的)になってゆきます。
ミクロの問題は大事ですが、それをまとめるには巨視的(マクロ的)な考え方が必要です。
あらゆる知識を吸収しても、それを再構築(リストラ)しないと理解不能になるだけです。
自分が学んで、「へえ~!」と思ったことは実践し、その中から「真実」をつかんでゆく。
そして勉強を続けながら、いらない知識は捨ててゆく。
のこった「真実」を、どのように繋げて実践し、再構築してゆくのか??
その繰り返しで、見えてくるものがあるのです。
だからワタシは、栄養士でもないのに、いろんな事を言っています。
それは、自分が勉強して実践し、再構築した理論に自信があるから。
専門家ではありませんが、広い知識を集めてリストラし、実績を出したからです。
この、「知識を捨てる」というのは、難しいです。
とくに、自分が学んで実績を出したものを捨てるのは、とっても難しいです。
今までに、ワタシも知識を捨ててきました。
・普通の栄養学(いちおう、調理師学校で学びましたから)
・断食ダイエット
・マクロビオティック
・SONOKO式ダイエット
これらは、すべて「体重を減らす」ことに役立ち、成果を出しました。
マクロビオティックの本も、SONOKO式(鈴木その子式)の本も、すべて読みました。
その時、手に入るすべての本を買って読み、自分で実践してみて・・・、捨てました。
もちろん、参考になる部分はあるのですが、その理論丸ごとは受け入れられないのです。
そんなわけで、船田のテキストはオリジナルです。
もちろん、とても影響を受けた方は数名いますが、すべて同じではありません。
ぜひ、そんな感じで味わって頂ければ嬉しいです。
「編集後記」の方が長くなってしまいましたね・・・(笑)