180【お菓子が主食の日本人】

テレビCMで「10秒メシ」というのがありましたよね。
また、「美味しくたべてるだけなのに・・」といって腰をくねらせているCMとか・・。

どちらも、おなじみ、ゼリー飲料のCMです。
他にも、カロリーメイ○とか、ソイジョ○とか、機能性を取り上げたものもあります。

これ、いちおう、販売する立場でいうと「清涼飲料水」と「お菓子」の分類なんです。
メーカーもそれは分かっているのでしょうが、消費者に誤解させている気がします・・。

どれも宣伝では、これを食べれば「健康によい」「栄養補給になる」という感じですね。
それぞれ、商品の特性からして、このような効果があるといいたいのでしょう。

でも、はっきり言えば、栄養補給にならない食品なんて無いんです。
食品を食べることは、楽しみの面もありますが、「栄養補給のため」に食べるのですから。

もっとはっきり言えば、メーカー製の○○を食べてもたいした栄養になりません。
加工食品は製造過程で、大事な栄養素がほとんど落ちてしまい、残りかすみたいなものです。

その、残りかすに人工の栄養素を添加し、人工香料と砂糖と粗悪な油で味を調えるのです。
メーカー製の○○よりも、スーパーで買える素材をそのまま食べた方がよほど栄養になります。

もちろん、この残りかすは「美味しい」のです。
でも、生鮮食品とは違った種類のおいしさですね・・・。

べつに、「10秒メシ」を食べても大丈夫です。
でも、それで「ゴハン」を食べたと思ってしまうことが問題なのです。

私だって、たまにはゼリーを食べますし、カロリーメイ○とか、ソイジョ○も食べます。
でも、それが「ゴハン」になるとは、考えた事がありません。

やっぱりそれらのメーカー加工食品は、「おやつ」であり、「お菓子」なのです。
でも、メーカーは製品を売るために、主食の代わりになるような宣伝をしています。

さすがに、40代以降の方は、これらが「おやつ」だと考えているでしょう。
でも、若い方は、メーカーの宣伝を本気にしている可能性がありそうで、怖いです。

いろいろ宣伝されていますが、これら加工食品で栄養補給をするのは効率が悪いのです。
持ち運びの良さ、というのが利点でしょうが、それ以外はたいしたことありません。

これらの機能性食品は、普通の食事をちゃんと食べていて、やっとおやつ程度なのです。
こういうのだけ食べていたら、健康を害するので、ぜひ気をつけてください。

どの商品もテレビCMで、健康そうな美男美女が紹介しています。
しかし、紹介している美男美女は、そういう食品を食べているとは限りません。

それはモデルとか俳優という、仕事としてCMに出演しているのです。
それらは、「イメージ画像」であって、真実とはまったく違います。

お菓子を食べて健康になることはありません。
ちゃんとした食事を食べている方が、楽しみとしてたべるのが「お菓子」なのです。

勘違いしないようにしましょう。
これらの機能性食品は、主食にならないし、食べてもたいした栄養にもなりません。

でも、主食でいえば、もっと本質的な問題もあるのです・・。
ワタシから言わせれば、食パンやベーカリーのパンもお菓子にみえますから・・。

だって、お菓子もパンも、原料はほとんど同じなんですよ。
だいたいは、小麦粉、砂糖、卵、乳製品、粗悪な油、そして添加物。

まあ、お菓子とパンでは、原料の比率が少し違う程度。
パンはおいしいので、大好きな方も多いでしょうが、ほどほどにご利用ください。

たまに食べても問題ありませんが、毎日だとちょっとね・・。
はっきり言いまして、海外のパンと、国産のパンではまったく事情が違います。

海外のパンは主食になります。(ダイエットには向きませんが・・)
しかし、日本にある有名メーカーのパンは、砂糖入り「お菓子」の親戚です。

食パンがお菓子ですから、菓子パンはお菓子よりも問題ありです・・。
どうか、そのようなものを食べて、主食にしないように注意してください。

そういうものばかり食べていると、ダイエットどころか栄養失調になりますよ。
じっさい現代人は、カロリー過剰の栄養失調というのが増えているのです。

それを証明するように、最近、結核が増えているそうですね・・。
結核というと明治時代の病気みたいですが、現在は「結核非常事態宣言」が発令されてます。

結核という病気は、昔の場合、ろくな食べ物がなくて栄養不足というのが原因でした。
現代に結核が復活してきたということは、栄養不足の方が増えてきたという証拠です。

これらの方は、ひもじくて痩せているわけではありません。
むしろ、現代の栄養失調というのは、太っている可能性が高いのです。

太っているということは、栄養が満ち足りているわけではありません。
そうではなく、痩せるための栄養素が補給できていない・・・、という事なんです。

実際、先進国の特徴としては、生活の苦しい方のほうが太っている傾向があります。
価格の安い加工食品には、カロリーばかりで栄養の無い食品が多いからですね・・涙

どうかそのあたりも勘違いしないようにしましょう。
じっさい、日本人の食事は、世界の標準と比べても、「貧困国レベル」なんです。

これだけ、食品を世界中から集めておきながら、栄養失調を増加させているのですから。
莫大な量の生鮮食品を輸入し、肝心の栄養素は捨てて、残りかすを食べているのが日本人です。

その「残りかす」は、とっても美味しくて、現代人に好まれています。
でも、残りかすでは、健康にもなれないし、ダイエットにもならないのです。

どうか、健康とダイエットのために「機能性食品」を選択して食べるのは止めましょう。
そして、ダイエットのために「栄養失調」になるのは止めましょうね・・・。

実際、栄養失調は、ムリなダイエットが原因であることが多いです。
無知なダイエットはカラダをイジメるし、栄養失調で健康を害します。

ダイエットには、「正しい食の知識」がとっても重要なのです。
船田のテキストには、そのようなことがズラッと書いてありますので参考にして下さい。

PS、このあいだホームページを確認したら、決済リンクがエラーになっていました。
まことに、申し訳ありません。ただちに直しておきましたので、現在は利用できます。

今日も、最後まで読んでいただき、まことにありがとうございました。

 

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