いつもありがとうございます。
ハッピー☆ダイエットライフの船田です。
ダイエットするのは
健康で美しい体を手に入れるためです。
だから、無理なダイエットをして
体調を崩して病気になったら意味が無いと考えています。
ダイエットと非常に関係が深い病気に
日本の国民病とも言われる糖尿病があります。
糖尿病になりたい人などいませんが、
意外とこの病気の仕組みを知らない方は多いでしょう。
だからこそ日本の成人男女は、
なんと4人に1人が糖尿病か糖尿病が疑われる人なのです。
あまりにも割合が多すぎます。
つまり普通に生活していると糖尿病になってもおかしくないのですね・・。
これだけ健康情報があふれているのに、
あまりにも糖尿病に対して無防備だと思えるのです。
しかも非常に増えている認知症ですが、
これも脳の糖尿病と言われるようになったので関係が深いですよ。
とても怖い病気なのですね・・。
じつは糖尿病とダイエットは似ているのです。
ご存知の方も多いと思いますが、糖尿病を患うと痩せてゆきます。
一般的には食べ過ぎの方が糖尿病になります。
ところが体内の仕組みとしてはダイエットと似ているのです。
この痩せる仕組みを知ることで
健康的なダイエットの理解が深まると思いますよ。
私たち日本人は米や小麦やイモ類を
一番大事な活動エネルギー源として食べています。
これらを炭水化物とか糖質と言いますが、
一番手に入れやすく、一番キレイなエネルギー源だからです。
糖質というと太る元凶と思う方も多いですが、
炭水化物から食物繊維を抜いた糖質こそ一番のクリーンエネルギーなのです。
私たちの体内ではエネルギー源を作るために、
食物と酸素と水を使って化学反応が行われています。
これを燃焼するとか代謝すると言っていますね。
この糖質の場合は酸素と化学反応を起こして、
水と二酸化炭素に分解されて呼吸や尿として完全に排出されます。
その時に生まれたエネルギーを使って、
体や内臓を動かして体温を保ちながら考え事をしているのです。
お米や小麦を消化分解してブドウ糖ができます。
このブドウ糖のことを糖質といっているのですね。
このブドウ糖は食事をすると血液中に出回ります。
そして血糖値が高くなると膵臓からインシュリンというホルモンが出てきます。
このインシュリンの働きによって、
血液中にあるブドウ糖が各細胞の中に運ばれて化学変化が起きるのですね。
つまり１つ１つの細胞の中でエネルギーが生まれます。
ところが糖尿病の方はこのインシュリンというホルモンが効かないのです。
インシュリンがあまり出ないので、
細胞の中にブドウ糖を入れることが出来ずにエネルギーを作れません。
そのため活動エネルギーを作るために、
体に貯めてある脂肪を化学変化させて活動エネルギーを作ります。
食べた糖質がエネルギー源にならず、
体に貯めてある脂肪からエネルギーを作りだすから痩せるのですね。
そして糖質が使われないまま血糖値が高い状態が続きます。
健康な方であれば腎臓で尿を作る時に糖質は再吸収されて活用されます。
使いきれない糖質（ブドウ糖）は、
活動エネルギーとならずに中性脂肪に化学変化して体脂肪になります。
ところが血糖値が高い状態が続くと、
腎臓での再吸収が追い付かずに尿として排出されてしまいます。
これを糖尿病と言いますが、
食べても食べても食物がエネルギー源にならない状態なのです。
ある意味では羨ましい状態かもしれません。
どんなに食べても太らないなんて、夢のような状態ですよね・・。
ところが当然病気ですからよくない作用があります。
そもそもエネルギー源が作られないので疲労感が強くなります。
断食しているのと同じですからね。
どんなに食べても力が入らず疲れやすくて仕方がない。
それだけならまだしも、
高血糖の状態が続くと毛細血管が傷ついてゆくのです。
そのため一部の臓器は活動できなくなってしまいます。
これが糖尿病の合併症と言われる腎臓病や失明に繋がるのです。
場合によっては脚を切断することもあるし、
腎臓が働かないので人工透析で生きることになります。
突然亡くなるようなことはないですが、
生活は相当に不自由になって制約が増えて寿命は短くなります。
なぜこうなってしまうのかと言えば、
食事の食べ方がよくないためにインシュリンを使い果たしてしまうのですね。
ホルモンというのは微量なのに体に大きな影響を及ぼします。
そして大事なことは、ホルモンは無尽蔵ではなく限りがあるということです。
そしてホルモンを作るにも
やはりアミノ酸や油やビタミンやミネラルが必要なのです。
女性ホルモンなども限りがありますし、
やはり食事がよくないと作られないから体調が悪くなります。
つまり栄養不足の食事を続け、
さらに食べ方がよくない状態が続くとインシュリンが枯渇するのです。
特に日本人は体質的に、
インシュリンが枯渇しやすい民族のようですね。
じつはこの状態を意図的に作るのが、
いわゆる糖質を排除する糖質制限ダイエットです。
ご飯や小麦やイモや果物を食べない方法ですね。
これは人為的に糖尿病と同じような状態を作っているのです。
糖質が血液中に無いので、
体脂肪を化学変化させて痩せるという仕組みです。
しかし糖質を排除して食べる方法はあらゆる面から続けられません。
短期間なら効果もあるし可能ですが、
数年間にわたって糖質を排除する糖質制限ダイエットは無理でしょう。
無理だからこそ、
止めた時に盛大にリバウンドしてしまうのです。
大事なことは糖質の食べ方です。
どんな食材を使ってどんな組み合わせで食べるか？
これが糖尿病にならずに、
健康的に美しい体を手に入れるダイエットなのです。
糖質を食べない食生活はあらゆる面で無理がありますね。
特に日本人には向かない方法だし地球環境的にも不可能です。
植物の糖質からエネルギーを得ない食事法は、
代替品として「油」か「動物と魚」が絶対に必要になります。
そもそも油は希少で高級な物です。
最近の油が安いのは遺伝子組み換え品種を有機溶剤で抽出しているからですよ。
そして動物の肉も希少な物です。
スーパーで売っていなかったらどうやって手に入れるのでしょう？
地球人が何億人も油と肉を主食にすることは不可能です。
これは商売熱心なスーパーが栄えているごく一部の地域にゆるされた特権なのです。
ほとんどすべての地球人は穀物で命を維持しています。
その穀物さえ手に入らずに飢えている人が何十億人もいるんですよ・・。
穀物を食べない糖質制限は
地球の食料資源を浪費することになりかねません。
そもそも日本は3千年前から稲作で国づくりをして来ました。
日本人というのは米が無かったら飢えるしかない国民なのを知っていますか？
お正月は皆さん初もうでに行ったと思いますが、
日本の神様はほとんど五穀豊穣の神様か戦いの神様ですからね。
その日本人が米を食べなければダイエットできる・・・。
そんなことを国民の多くがいい始めたら
米で命をつないでいたご先祖様や神様から見放されるでしょう。
「そうか、米はいらないのか」
「だったらさっさと飢えて死ぬがよい！」
そう思うに違いありません。
米を食べない糖質制限ダイエットは
日本の神様を怒らせる食事法だと思うのです。
そんなダイエットが正しいはずありません。
やはり穀物を中心に食べて健康的に生きるべきでしょう。
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