いつもありがとうございます。
ハッピー☆ダイエットライフの船田です。
玄米のダイエット効果。
今日は発芽玄米と比べてみましょう。
玄米食は健康にも
ダイエットにもよいです。
白米は玄米の栄養を捨てた粕(カス)です。
有名な話ですが「白米=粕」という漢字が物語る通りですね。
そして玄米の方が太りにくい。
同じ糖質の穀物ですが玄米は食物繊維が多いので血糖値を上げにくいのです。
だから、太りにくいのです。
しかし白米にしてしまうと血糖値を上げやすく太りやすい。
だからダイエットするなら
ぜひ玄米をお勧めしたいと思っています。
ところが玄米にもひとつだけ問題があります。
それが酵素抑制物質の問題でアブシシン酸(ABA)ともいいます。
玄米もお米の種ですから生きています。
ところが通常は芽を出さずに貯蔵していますよね?
これは酵素抑制物質が
玄米の芽が出るのを押さえているからです。
種は一定の温度と水がないと芽を出しません。
これをコントロールしているのが酵素抑制物質です。
これを人間が食べると
人体の酵素による代謝を妨害するといわれています。
少しくらい食べても問題ありませんが、
長期間食べ続けると体調に問題があるといわれています。
少なくとも内臓に余計な仕事をさせているのです。
酵素抑制物質を無毒化するために肝臓は大変な仕事をしています。
さらに余計な栄養素も浪費してしまいます。
ある意味でお酒を飲んでいるような物だと考えれば分かりやすいと思います。
そのため酵素抑制物質を解除して、
安心して健康ダイエットとして玄米食をしましょう。
酵素抑制物質を解除するには、
「発芽させる」か「120度以上で加熱する」方法が有効です。
玄米は表皮が硬いこともあり、
圧力釜で炊いたり長時間水に漬ける習慣があるのはご存知の方が多いと思います。
じつは、これこそが酵素抑制物質をリセットする方法なのですね。
玄米を水に漬ける時間は12時間から24時間位がいいです。
一晩くらいでは少し短いので、お米を炊くときに次の日の分を水に浸しておきましょう。
そして、1~2回は浸してある水を入れ替えます。
浸しておくと分かりますが、泡が出たり、油が浮いたり、水が濁ってきます。
そして大事なポイントとして常温(室温)で水に漬けてくださいね。
冷蔵庫に入れておくと温度が低すぎて効果が無いかもしれません。
水に漬けておくのは発芽させることによって酵素抑制物質を解除するからです。
発芽するには水と適温が必要です。
冷蔵庫の温度は5度位なので「真冬」ですよね?
真冬に芽を出したら低温障害で枯れてしまいます。
だから温度が低すぎると酵素抑制物質を解除できないのです。
浸水させておくのは少し手間ですが、
酵素抑制物質を解除するだけではありませんよ。
玄米が発芽する時には栄養価が増えるのです。
これを考えると水に浸さないで炊くなんてもったいないのです。
・元々ある栄養素が増える
・元々無かった栄養素が現れる
・使えなかった栄養素が吸収出来るようになる。
まず、食物繊維ですが、
玄米の食物繊維量は3%なのですが水に漬けると4%に増えます。
さらに糖質を代謝するビタミンB1と
様々な酵素の補助をするビタミンB3(ナイアシン)はかなり増えるようです。
そして一番増加するのが、
GABA(ギャバ)という成分で精神の安定にとても役立つアミノ酸です。
なんと白米に比べると10倍に増えているというから驚きですね。
その他にも体を作り各種代謝の中心的な役割の、
アミノ酸がなんと普通の玄米の2.5倍、白米に比べて4.5倍に増えます。
また必須アミノ酸の一種であるリジンは、
もともとお米には少なくてアミノ酸バランスを悪くする原因でした。
アミノ酸バランスが悪いと、
一番少ないアミノ酸に合わせた量しか使えないのです。
このリジンも玄米の2倍に、白米の4倍に増えます。
これで玄米のアミノ酸バランスが改善するので、
普通の玄米に比べてアミノ酸の量が2倍使えることになります。
さらに女性に嬉しいのがフェルラ酸の増加です。
フェルラ酸は抗酸化物質ですが美白作用があるといわれています。
そのためフェルラ酸は化粧品にも使われるし、
抗酸化成分として加工食品にも配合されることがあります。
さらには認知機能の向上と
血圧を安定させる効果がある素晴らしい成分なのです。
このフェルラ酸の活性酸素除去の効率が40~75%も向上して、
さらにはお肌のメラニン色素を抑える力も6%から88%にまでアップするとか。
もともと玄米食をするとお肌がいい感じになりますが、
水に浸して発芽玄米にするとさらに美白効果も期待できるのです。
さらに健康効果としてフィチン酸の問題があります。
もともとカルシウム等のミネラルを吸着して排出するという問題があったのです。
しかし発芽玄米にすると酵素抑制物質と分離することで、
体内のアンモニアなどの毒素を吸着する成分に変化するそうです。
これによりカルシウムなどのミネラルが、
ちゃんと体に吸収されるようになるわけですね。
もともと玄米に含まれるカルシウムは少ないのですが、
発芽玄米にすることで25%も増えることが分かっています。
普通の玄米に比べて、
多少手間のかかる発芽玄米にするとこんなに素晴らしいことが起きます。
ひとつ注意した方がいいのが、
市販の発芽玄米もありますよね?
これは便利だと思うかもしれませんが、
加熱されて生命力は無くなっているし酵素抑制物質が再度働いているそうです。
もともとの玄米よりも、
さらに2倍強い酵素抑制物質に変化しているようなので意味がないのです。
自宅で発芽させて、生命力のある玄米を食べましょう。
じっさいに2日位水に漬けておくと肉眼でハッキリわかるほど芽が伸びます。
生きている証拠ですね。
あと玄米を圧力釜で炊く方もいると思いますが、
高温になるので玄米の風味が変わってしまうことが多いです。
これは好みの問題ですが、
水に浸してある場合なら普通に炊飯器の玄米モードでいいと思います。
または土鍋で炊いても大丈夫です。
逆に水に浸す時間が無い時は、
発芽玄米にはなりませんが、高温で加熱するので酵素抑制物質は解除できると思います。
また圧力釜を使うと高温のため、
毒性のあるアクリルアミドが出来るという話もあります。
しかし農林水産省の実験では、
玄米を炊いたくらいでは普通の炊飯器と変わりは無かったそうです。
その点は心配ありません。
もし圧力鍋がないなら、玄米をフライパンで空煎りするといいです。
ぜひ日常的な健康ダイエットに、
玄米の素晴らしい力を使ってみましょう。
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