いつもありがとうございます。
ハッピー☆ダイエットライフの船田です。

糖質制限ダイエットは人気があります。

私はあまりお勧めしていませんが、
この方法を積極的に進めると地球環境が破壊される可能性が高いのです。

だから、この方法は食糧事情としても世界に広がることは無いでしょうね。

■糖質制限ダイエットは地球環境に負担をかける ■

糖質制限ダイエット、
人気がありますが議論も続きますね。

実際に痩せるのは事実なのですが、その後が問題かも。

糖質を制限しても結局カロリーは必要なので、
タンパク質と脂質の過剰摂取になるのは当然ですよね。

すると腎臓に障害を起こすリスクと、
動脈硬化のリスクが高まるという話もあるようです。

でも、糖質制限を始めて体調が良いという方も多く、
これも長い年月で検証して行くしかないのかもしれません。

ただ私の疑問としては、
仮に糖質制限が良いダイエット法であり、
しかも、素晴らしい健康法だったとしても、問題があります。

それが、地球環境への負担です。

糖質制限は肉も脂質も食べ放題ですが、
肉類や油を作るには膨大な水が必要になります。

何が問題かというと、「仮想水」という考え方です。
ようするに、食料を生産するために必要な水の量です。
ごはんを食べるということは、食材だけではなく「水」を食べているとも言えます。

もちろん、食材にも50％～90％の水分が含まれています。

今日の話は育てるときの水です。
食材を育てるには大量の水が必要になります。

しかも、海の水ではダメで、真水が必要なのです。
あなたもご存知のように、砂漠では作物が育ちません。

日本は食糧の61％を輸入しています。
いま、その輸入先の国がどんどん砂漠化しています。

作物を作るときに、一番水を使うのは何だと思いますか？

これは、意外かもしれません・・・
水を使うのは米とか野菜がおもい浮かぶでしょう。

実はですね、一番水を使う食料は「肉」なんです！！

それも「牛肉」が一番多いのです。
一番少ないのが米とか野菜ですね。

理由は家畜の食料が植物だからです。
水で育てた「植物」を大量に食べないと「動物」は育ちませんから・・・

牛丼一杯を作るための仮想水は風呂10杯分です。

鶏肉1キロを生産するのに水が4.5トン必要です。
豚肉1キロを生産するのに水が6トン必要です。
牛肉1キロを生産するのに水が20トン必要です。

だから、牛丼一杯で180リットルも必要になるのです。
しかもそのうち、ほとんどが輸入なんですね。

ちなみに、200gのステーキを食べると、
地球の水を4トン消費しているのと同じです。

すごいですね・・・

日本に住んでいると気が付きませんが、
世界の農業国は水不足が深刻な問題です。

植物食は肉食に比べて仮想水が少ないです。
牛丼1杯が1900キロ位ですが、ごはん1杯は水230キロほどです。

トースト1枚が、同じく水230キロほどです。
カレーライスだと1100キロに増えます。
ミートソースでも1400キロに増えます。

ようするに、少しでも肉が入ると激増するわけです。
だから、植物食は地球環境に負担が少ないのです。

まあ植物だけで良いとは思いませんが、
この世界人口を支えているのは、間違いないく「穀物」ですね。

穀物は糖質ですから、
糖質制限が全世界で流行すると大変な事になります。

水不足で、食糧不足です。

また、次の論点として、
糖質制限食は通常よりも食費が増える傾向があります。

普通はご飯でお腹いっぱいにしますが、
おかずだけで食べるとなると、出費が多くなりますよね？

つまりエンゲル係数が上がるのです。
とうぜん、食糧不足が絡むと食材の価格は高騰します。

すると糖質制限が出来るのは、
お金持ち等、一部の人だけとなります。

これから人類は100億人に向かってゆきます。
その時、食料をどうするのかは人類の課題ですね。

まあ、個人で糖質制限ダイエットをやるのは自由ですが、
マクロの眼で見ると、穀物を排除するのは難しそうだと思います。

私の感覚としては、糖質制限かどうかではなく、
どうやって、小食で楽しく生活出来て、健康でいられるかです。

そのためには、どうやって食物本来の栄養素を、
もらさず摂取できるかという料理法の研究が必要だと思います。

ハッピー☆ダイエットライフとしては、
そういう事も考えて健康法を理解して行きたいですね！

＜今日の結論＞

糖質制限ダイエットは地球環境に負荷をかける

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