第五章「ダイエットのサポート」
【現代の食品事情】
現代の野菜は、栄養価が落ち続けています。50年前の10%程度しか栄養素がない作物もあります。そのため、現代ではバランスのとれた食生活をしていても栄養不足になります。加工食品を多く利用しているなら「まったくの栄養不足状態」です。栄養不足は肥満と病気の原因となります。
【苦味と渋味】
食事に、苦味と渋味を取り入れると、甘味の感受性が高まります。すると、砂糖や油脂が大量に使われたものは甘すぎて食べられなくなります。甘いものが止められない方は、味覚のバランスが異常なのです。渋味や苦味で味覚のバランスをとれば、砂糖や油脂の食べすぎが防げるのです。
【耳ツボ療法】
カラダは経絡という神経で全身がつながっています。足裏と同じように、「耳」にも、それぞれの組織につながる「ツボ」が存在します。耳ツボダイエットは、通常エステとか、道場という場所で施術してもらうことが多いですが、自分でシールを貼ったり、ツボ押しでも効果があります。
【バンドとバンテージ】
「巻くだけ」「貼るだけ」「はくだけ」等、いずれも効果があり、即効性があるので人気があります。ただ、根本的な解決になっていないので、バンドとバンテージをやめたら、また元に戻ります。これらの方法は、食事療法やエクササイズの補助として考えたほうが良いと思いでしょう。
【マルチビタミン、ミネラル】
ダイエットに関していえば、サプリメントだけで痩せることは不可能です。しかし、現代人は微量栄養素不足になっているので、必須のサプリメントともいえます。天然の成分で作られた良質なサプリメントはダイエットをサポートし、健康生活の土台になるのでお勧めします。
【DHAとEPA】
青魚の油である、DHA・EPAはオメガ3脂肪酸のサプリです。頭が良くなる油として有名ですが、良質な油は、細胞膜を作る原料になるのです。そのため、体質、肌質の改善や、血液サラサラ効果が高く、健康とダイエットのために、ぜひお勧めしたいサプリメントです。
【月見草油】
月見草油は、医薬品やアンチエイジング用基礎化粧品の原料、サプリメントになっています。ダイエット関係では、コレステロール値の改善や、肥満防止の効果があります。心臓疾患や皮膚疾患の治療、生理や更年期など、女性特有の症状緩和などに利用されることが多くなりました。
【コエンザイムQ10】
もともと、心臓の薬だったコエンザイムQ10です。最近はよく見かけるサプリメントになりました。これは、生命活動に必要なエネルギーの約95%をつくりだす「ミトコンドリア」という小器官の中で、「脂肪を燃やしてエネルギーを発生させる」役割をしています。
【消化酵素サプリメント】
食物酵素のところで書いた、「消化酵素」はサプリメントで補うことができます。現代人は、本来、人間の消化器官が苦手とするような食べ方をしています。そのため、消化酵素で消化を補う必要があるのです。すると食べた栄養素が上手に利用され、ダイエットにも、健康にも有効なのです。
【ホメオパシーレメディ】
日本では、あまりなじみのない言葉です。ホメオパシーとは、自然治癒力を引き出し、ココロとカラダの両方に作用して副作用なく治療する代替医療です。発祥の地、ヨーロッパでは、200年の歴史があり、今では世界50カ国以上、10億人の方が利用している方法です。
【アロマテラピー】
アロマテラピーもダイエットに利用できる価値の高い方法です。もちろん、エステ的に、リンパマッサージのときにアロマオイルを使うのは効果的ですが、それ以外にも、ココロを落ち着かせる、成分としてむくみをとる、食欲を落とす、脂肪を燃焼させる等の効果があります。
【ハーブティー】
ハーブとは薬草やスパイスなどの植物のことを言います。ハーブティーは、薬草を乾燥させて、煮出して飲用にしたものです。ハーブの薬効成分を上手に取り入れることのできる方法です。ハーブにもむくみや肥満を解消する効果をもったものがあります。
【プロテインとグルタミン】
痩せたい女性は、特にたんぱく質(プロテイン)が不足して筋肉が減少し、リバウンドするのです。たんぱく質の多い食材は、その多くが「肉類」です。肉類には、たんぱく質も多いのですが、脂質も多く肥満の原因です。痩せながら筋肉を作るにはプロテインサプリメントが有効です。