第四章「ダイエットに必要な栄養素」

【ブドウ糖(炭水化物)】
ゴハン等を消化分解すると、ブドウ糖となり、カラダや脳のエネルギー源となります。多すぎると太る原因ですが、まったくなくなると数分で死亡してしまいます。炭水化物を食べないと、たんぱく質をエネルギー源として使うため、自分の筋肉が減少してリバウンド体質となります。

【必須アミノ酸(たんぱく質)】
たんぱく質を消化するとアミノ酸となり、筋肉、皮膚、血液、酵素、ホルモンなど、カラダの原料となります。人体で製造できない、「必須アミノ酸9種類」は貯蔵することができません。毎日の食事で補給しないと、たんぱく質不足で筋肉が痩せてしまい、結果として太る原因になります。

【必須脂肪酸(脂質)】
ダイエットにも油は必需品です。サラダ油系の植物油は減らす必要がありますが、増やす必要があるのが「オメガ3系脂肪酸」です。これは、「アマニ油」「シソ油」「DHA」「EPA」等でα-リノレン酸ともいいます。特に青魚に多く含まれる魚の油を意識して食べるようにしましょう。

【ビタミン】
ダイエットのサポートという点では、特にビタミンB群を注意して食べるようにしましょう。ビタミンB群は糖や脂肪の代謝をサポートするので、不足すると脂肪を減らす事ができません。食品としては、肉の赤身、魚、卵、大豆製品、緑黄色野菜、果物等を食べる必要があります。

【ミネラル】
ミネラルの働きがなければ、ビタミンや酵素が役割を果たすことができません。カラダという仕組みは、「ビタミン」と「ミネラル」と「酵素」の3つが協力しあって生命活動を支えているのです。そのため、ビタミンを「補酵素」、カルシウム等のミネラルを「補助酵素」とも言います。

【食物酵素】
人間のカラダが動くには「代謝酵素」「消化酵素」が必要で、人体で製造しています。しかし、この製造には限界があるため、酵素が枯渇すると病気になり、寿命が尽きるといわれています。そのため、酵素を節約するためにも、食物自体に含まれる「食物酵素」の摂取が必要になるのです。

【食物繊維】
食物繊維は、栄養分ではありませんが、ダイエット効果としては、繊維で食べにくくなるため咀嚼回数が増え、よくかむことで食べすぎを防止します。そして、量があるので満腹感が得られます。さらに、大便の量を増やす一番の物質ですので、老廃物の排出にとても効果があります。

【フィトケミカル】
フィトケミカルは「第七の栄養素」ともいわれ、最近になって注目を集めるようになりました。フィトケミカルの正体は、「色」「香り」「苦味」等の成分で、これは、人間の生命活動に直接かかわらないものですが、一番注目されているのが体のさびつきを抑える「抗酸化作用」なのです。

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