第三章「避ける必要のある食品」
【白い悪魔、白砂糖】
白砂糖の危険性はカロリーが高いからではありません。急激に血糖値を上げるため、インスリンの作用で、活動エネルギーに使われず、そのまま脂肪に変換されてしまうことです。また、砂糖を消化するために、体内からビタミン等を奪うため「栄養ドロボウ」食品とも言われています。
【白い誘惑、精製塩】
じつは、塩と水の関係が、健康と体重を決めているようなものです。この塩(ナトリウム)というミネラルは体内で水分と結合する性質があります。そのため、体内で塩分量が多いと、それだけカラダは水分を抱え込むため、体重が重くなり、むくみや高血圧などの悪影響があるのです。
【白い疑惑、乳製品】
乳製品は疑惑の目を投げかかられています。なんと牛乳はカルシウムの補給にならず、消化の悪いたんぱく質と、酸化した脂肪分を大量に含む、健康を害する食品の可能性が高いのです。また、その栄養素は、30キロで生まれた子牛が、半年で200キロになるという超肥満食品なのです。
【白い薬品、加工食品】
大手メーカーで作られる加工食品は便利ですが、必ず食品添加物を使っています。食品添加物はカラダの毒物であり、消化するために内臓に負担をかけ、排出しきれないものは脂肪として蓄積されます。ビタミン等の栄養も期待できず、便利さと、質の悪い油と、毒素だけしかありません。
【白い麻薬、小麦粉製品】
パンを始めとする小麦粉製品には、添加物の過剰摂取、砂糖の過剰摂取、たんぱく質不足、アレルギーと食品不耐症の問題を抱えています。小麦粉製品は、はっきり言えば「太る食材」です。ダイエットをするためにパンを食べるというのは、ほんとに自殺行為ですから止めましょう。
【白い殺し屋、飽和脂肪酸(肉の脂身)】
鶏、豚、牛とも、人間より体温が高い動物です。そのため、畜産の脂身は、食べて分解されても個体のままなのです。そのため、血管の細い部分で詰まることがあります。それが心筋梗塞や脳梗塞の原因となり、突然死の原因となります。カロリーも砂糖の2.3倍あり、キケンな食品です。
【飲料中毒の現代人】
市販の「清涼飲料水」を水代わりに飲むと、含まれている糖分の多くは脂肪に蓄積され、空腹感が強まり、カフェインで興奮し、肉体的にも、精神的に不安定になりやすいのです。ダイエットはもちろん、肉体的にも、精神的にも悪影響が多すぎます。中毒性もあるので気をつけましょう。
【役立たずなカロリーゼロ食品】
自然の食品の場合、甘いものは糖分など即効性のあるエネルギーが含まれています。ところが、カロリーゼロ食品は甘いにもかかわらず糖分が含まれていません。カラダはどうして良いのかわからず、自律神経系が混乱し、食欲が収まらなくなるなどの副作用があると言われています。
【ジャンクフードの危険性】
ハンバーガー店など、ファーストフードで販売している食品は便利で美味しいです。その反面、非常な高カロリーであり、添加物がとても多く、ビタミン等の栄養素はほとんどありません。つまりミートパテの50%以上は動物性脂肪なので、脂身を添加物で食べているようなものです。
【トランス脂肪酸の恐怖】
トランス脂肪酸は、自然界に存在しない、腐らない油です。マーガリンとショートニングに約
7~15%含まれますが、市販の植物性油にも2%程度含まれます。心臓疾患やクローン病と関係があると指摘されており、欧米では、狂った油と表現され、表示義務や使用規制がされています。
【危ないサプリメント】
サプリメントは基本的に不足する栄養を補給するものです。だから「(脂肪の)吸収を妨げる」「排出する」「抑制する」タイプのサプリメントには手を出さない方が良いでしょう。これはサプリメントというよりも、「危険な薬」なので、ダイエットどころか、健康を害するものだと考えます。