第二章「増やす必要のある食品」

【人間の食べもの】
人間は様々なものを食べる、雑食性の動物です。しかし、現代の食生活を見てみると、雑食性という枠を超えて、すさまじいものを食べているように感じます。人類は便利さを追求するあまり、食生活の基本を忘れたために、当然の結果として、肥満や病気となっているのです。

【未精製穀物】
ダイエットの主食として、未精製穀物を食べることをオススメします。玄米、大麦(押し麦)、アワ、ヒエ、キビ等を一緒に炊いて食べると、とてもダイエット効果が高いです。白米でもダイエット可能ですが玄米には及びません。また、小麦粉製品は全般的にダイエットには向きません。

【緑黄色野菜】
ダイエットをするためには野菜が必要です。野菜には、ビタミン・ミネラルはもちろん、食物繊維、葉緑素、たんぱく質も含まれています。これらは、カラダが正常に機能すると同時に、不要なものを排出する、大事な栄養素。排出しなければ太るのみですから、絶対に必要です。

【生の果物】
果物は、ビタミン・食物繊維と共に「食物酵素」を食べる最高の食品です。最高のアンチエイジング食ですので、毎日食べて欲しいものです。ただ、気をつけるのが食べる順番で、果物は空腹の時に食べましょう。食後のデザートにすると、余分なカロリーとして太る原因になります。

【豆類と大豆製品】
お肉はタイヘン高カロリーな食材で、あまりダイエット向きとはいえません。食べ過ぎると生活習慣病の危険もありますから、控えめにすることが大事です。その代わりに副食として大豆製品を登場させることが大事です。大豆は「畑の肉」といわれるほどたんぱく質が豊富です。

【海藻と菌茸類】
海藻は、ダイエットの強力なパートナーになります。糖分、脂質の代謝を行う、マグネシウムが豊富、老廃物の排出をになうカリウムも豊富、体脂肪を燃焼させる甲状腺ホルモンを作る原料のヨウ素も豊富、そしてカラダの代謝機能を受け持つビタミンB群も地上の植物より豊富です。

【ナッツとシード】
ナッツは木の実、シードは植物の種のことです。これらは、次世代に命をつなぐ、大事な栄養カプセルです。そのため、とても栄養バランスがよく、ダイエットや健康生活の友として大いに利用しましょう。特に、必須脂肪酸という、人体が生産できない、良い脂質の供給源となります。

【オメガ3系脂肪酸】
油はダイエットの敵とおもわれていますが、脂質というのはたとえ痩せる時であっても、人体に必要な栄養素です。痩せるためにはオメガ3脂肪酸という種類を多くする必要があります。オメガ3は、アマニ油、シソ油、魚の油に多く含まれています。そしてサラダ油系は減らすことです。

【発酵食品】
発酵食品は、ダイエットと健康のために、日常的に利用することが大事です。よく使う発酵食品は、味噌、納豆、キムチ、糠漬け、ヨーグルトなどが多いでしょう。これらの食品を常食することによって体調が整ってきます。ぜひ、毎日、少しずつ発酵食品を食べるようにしましょう。

【鶏卵と魚介類】
ダイエット中や健康管理のうえで、重要な副食になるのが、鶏卵と魚介類です。肉類は控えめにして、鶏卵と魚介類、そして大豆製品を中心にして献立を作りましょう。これらの食品は、良質なたんぱく質が豊富に含まれていますので、ダイエット中でも毎日必要な食品です。
【ミネラルウォーター】
人体には水分が65%も含まれています。この水を補給するには、食材の中にある水を利用するか、直接水を飲むしかありません。よくある、お茶やコーヒーでは水分補給にならないことを知っておきましょう。水は「ミネラルウォーター」か「浄水器を通した水道水」が一番です。

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