第15章「外食と中食の注意点」

【外食の現実】
現代生活では外食をする機会が多くなりましたが、ダイエット生活において、外食には危険がいっぱい潜んでいます。その害悪を「薄めるため」の方法をお伝えしますので、ぜひ覚えておきましょう。

【洋食系ファミレス】
ファミレスでゴハンを食べるなら、魚系かヒレステーキがおすすめです。魚はカラダに良い油のオメガ3系脂肪酸が含まれているし、ヒレステーキは脂肪分が少なく、とてもカロリーが低いからです。チキンソテーも皮を取り除けばカロリーも低くてヘルシーです。ハンバーグは厳禁!

【和食系ファミレス】
和食系のファミレスでは、「天ぷら」か「刺身系」が主流です。とうぜん、刺身系を頼んだほうがよいです。生の魚には、よい油のほかに、酵素が含まれていて、カラダに負担をかけません。消化によく、よい油があり、たんぱく質も取れて、外食としては理想的なバランスです。

【中華系ファミレス】
中華ではどれを注文してもカロリーが高いので、開き直るしかありません。だいたい、1食で、女性の1日分のカロリー程度になります。(ダイエット中の女性の場合)そうであるなら、野菜をたくさん食べられるメニューを注文するしかありません。そして美味しく食べてください。

【パスタ系ファミレス】
パスタは、カラダに良い「オリーブオイル」を使っているので、比較的よい外食だと思います。ただし、注意しないと、炭水化物とたんぱく質のバランスが悪くなりがちです。パスタは炭水化物なのですぐにお腹が減るのが問題です。種類で選ぶなら、トマトソース系がオススメです。

【ステーキハウス】
ステーキハウスは、洋食系ファミレスと同じです。ハンバーグはカロリーが高いので避けましょう。また、ステーキを頼むなら、「フィレ(ヒレ)ステーキ」か「チキン」がお勧めです。肉類はたんぱく質のカタマリで、栄養価が高いですから、とても腹持ちがよくなります。

【ハンバーガーショップ】
ハンバーガーショップで食事をすることになったら、この食事ではビタミンもミネラルも酵素も、なんにも取れないが、脂肪分と炭水化物だけは食べられるので、とりあえず空腹はしのげる、程度に考えます。ほかの食事でカバーすることを考えましょう。自分から入ってはダメです。

【フライドチキンショップ】
ハンバーガーショップ同様、選択の余地がありません。すべて油で揚げてあるので、高カロリーですし、トランス脂肪酸の危険もありますから、自分からは入らないようにしましょう。チキンの皮を残せば比較的カロリーは落とせますが、そんなことをするなら、食べない方がマシです。

【とんかつショップ】
とんかつは、ハンバーガーショップに比べればマシです。豚肉はビタミンとたんぱく質の宝庫ですし、キャベツも大盛りで食べられます。このような場所のキャベツは自店でスライスしているはずなので安心ですからたくさん食べてもダイジョウブです。衣を外せばさらにヘルシー。

【寿司屋】
回転寿司が人気ですが、これはお寿司の「食べ放題」と考えてください。つぎからつぎにお寿司がくるので、食べ過ぎになるのです。今日は、「○皿だけ食べる」と、自分で食べる分量を決めてから、食べ始めるようにしないと危険です。食べる量を保てれば、比較的良い外食です。

【牛丼屋】
手軽に食べられて便利な牛丼です。他の外食に比べれば、比較的カロリーは低く抑えられます。ただ、意外と肉の量はすくなく、炭水化物にかたよってしまいます。そのため、牛丼は栄養バランスが悪いのです。なるべくなら、最近増えてきた「定食」を注文する方が良いでしょう。

【ソバ・うどん店】
ソバやうどんは、江戸時代からのファーストフードです。カロリーが低いので、高齢の方にも人気があります。ただ、カロリーは低いのですが、栄養バランスは極めて悪いといえます。モリとかカケでは、ほとんど炭水化物だけで何の栄養もありません。毎日食べるのは避けましょう。

【中食の現実】
惣菜や弁当を買ってきて、家で食べるのを中食といいます。現在、コンビニ・スーパー・駅ナカなどで買う弁当には、大量の保存料、着色料、調整剤などの添加物が、1個の弁当に100種類以上使われています。中食をするなら、スーパー等で買う「お刺身」がお勧めです。

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