第11章「自分を高める」
【自分の理想を知る】
あなたは、どんな自分になりたいのでしょう。まずは、理想の自分をイメージする必要があるのです。これは体重やサイズの話ではありません。○○キロまで痩せる、というのは目標です。そうではなく、「なぜ、ダイエットをするのか」という目的がわかればダイエットは続けられます。
【ココロのしあわせ】
理想の自分を考えるとき、ココロのシアワセについて考える必要があります。おそらく、ダイエットの目的には、安らぎ、発見、向上、発展、愛情、などの精神的なことが関係していると思います。「自分がダイエットに成功したら、どうしたいのか」と考えてみることが大事です。
【理想を否定しない】
ダイエットに関心があると、すごく痩せた人を見ると、「あんなのたいしたことない」という思いがよぎることがあります。しかし、毎日思うことは、潜在意識に伝わってゆきます。自分は痩せた人になりたいのですから、とっても痩せた人は自分の理想だと考えることが大事です。
【祝福のココロ】
痩せてスリムな方をみたら「私の理想だ」と思わなければなりません。否定的な考えは、あなたの理想を否定していることになるのです。あんな風になりたくないと言っていることと同じなのです。潜在意識はすなおに受け取って実現のために働きます。
【潜在意識の教育法】
考え続けることが、潜在意識を変え、さらには運命を変えてゆくポイントです。そして「成功したイメージ」をココロに描いてください。ダイエットが成功して、自分が何をしているか考えてください。ここで、スリムな自分が想像できないと、絶対、成功しません・・・。
【すべては自己責任】
自己責任とは、原因と結果の法則、因果の理法、縁起の法、いろんな言い方がありますが、すべて原因は自分が作っているという考え方です。運命の場合、人間には理解できない部分はどうしてもありますが、少なくとも、体重やスタイルは自分の責任と考える必要はありますね。
第12章「自分を癒す」
【ココロを静める】
人間は、ストレスがあるときに、食べものでココロを満たそうとします。それは食物によって脳内ホルモンが分泌されてシアワセな感じがするからです。だからこそ、ココロが安定していると、食事の量が減ります。だから、どうやって穏やかなココロを保つかが、ダイエットの鍵なのです。
【愛の貸借対照表】
ココロを乱す最大のものが「人間関係」です。人間関係を良好にするには、相手の気持ちを理解する必要があります。相手を理解し、自分との関係を正確に知るには「愛の貸借対照表」が有効です。これは、経済学の方法ですが、人間の感情にも有効で、相手を理解するのに役立ちます。
【ダイエットできないとき】
ダイエットができないのは、ある意味あたりまえのことです。普通、生きてゆくだけで大変ですから仕方がありません。そんなときは、身近な人のお役にたつことを考えましょう。あなたがやらなければ、だれもやる人はいないのです。いずれ、時が来れば痩せることができますよ。
【時には自分に優しく】
ダイエットだからといって、辛い生活をしてはいけません。たまには、自分にご褒美が必要です。毎日はいけませんが、日にちを決めて、美味しいもの、好きなものを食べてもいいと思います。ご褒美を楽しみにしてダイエットすることは、けしておかしなことではありませんよ。
【五感のバランス】
ダイエットのためとは限りませんが、ココロを癒す方法として「感覚」を使う方法があります。人間の感覚には、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」の五感がありますが、現代人はバランスが崩れている状態です。特に「嗅覚」と「触覚」を使うことにより、ココロの癒しが得られます。