いつもありがとうございます。
ハッピー☆ダイエットライフの船田です。
油脂が太りやすいのは、カロリーが多いからです。
糖質やたんぱく質が1gあたり4キロカロリーなのに対して脂質は9です。
サラダ油も動物の油も、脂質は1gあたり9キロカロリーです。
糖質よりも2.3倍もカロリーが高いので、高カロリー食材なのです。
ところがココナッツオイルは1gあたり6.8キロカロリーしかありません。
調理に使う油をココナッツオイルに変えればそれだけでカロリーを減らせます。
しかし、問題はそこじゃないのです。
今日はココナツオイルのダイエット効果についてお話します。
ココナッツオイルは「痩せる油」といわれていますね。
糖質やたんぱく質よりカロリーが高いのは同じです。
サラダ油やオリーブオイルより少しカロリー低いといっても痩せるはずないですよね?
普通の油脂は食べて消化されると、ばらばらの脂肪酸に分解されます。
普通の脂質は長鎖脂肪酸といって、分子がたくさん集まって構成されているからです。
ばらばらの脂肪酸が血液中に出てゆきますが使われなければ脂肪細胞に貯めるのです。
なぜなら脂肪酸が使われるのは血液中と筋肉と肝臓の中のブドウ糖を使い果たした時です。
そのため、糖質と脂質を一緒にたべれば、
基本的には糖質がエネルギー源になり、脂質は体脂肪を大きくします。
ついでに言えば、急激に血糖値を上げた場合や、使いきれなかった糖質も脂肪に変わります。
これが普通の糖質と脂質の体脂肪とエネルギー源の関係ですね。
ところが、ココナッツオイルは違うのです。
ココナツオイルの脂肪は中鎖脂肪酸といって、普通の脂質よりも分子構造が小さいのです。
分子構造の小さいココナッツオイルは血液中に出てゆきません。
肝臓に送られて、すぐにエネルギー源としてケトン体という物質に変わるのです。
ケトン体は糖分ではないので血糖値を上げません。
食べてすぐにエネルギー源として使われるから、体脂肪を増やさないのです。
ココナッツオイルのダイエット効果はこれだけではありません。
もっと凄いのが食事誘導性熱産生といって、食べることで体の代謝が上がることです。
普通の食事をしても、食べ物のカロリーのうち約10%は消化に使われます。
食事をすると、何も運動しなくても体が温まるのは食事によって熱生産が始まるから。
ところが、たんぱく質は食事誘導性熱産生が30%あるといわれています。
つまり、食べたたんぱく質のカロリーのうち30%は消化によって使われるのです。
ところがココナッツオイルの中鎖脂肪酸はもっと効率よく熱を生産します。
これは体質により違うので数値的には出しにくいのですが、もっとも熱を生産します。
たとえていえば、たき火です。
普通の油である長鎖脂肪酸を食べると、たき火に湿った丸太を乗せたようなもの。
ところがココナッツオイルの中鎖脂肪酸は新聞紙を丸めた物を乗せたようなものなのです。
どちらが勢いよく燃えるか分かりますよね。
湿った丸太はくすぶりながら少し燃えますが、新聞紙はあっという間に燃え広がります。
急激に熱と明るさを提供するだけではなく、湿った油も燃やしてくれるのです。
これが、ココナツオイルの中鎖脂肪酸がもつ代謝アップのたとえなのです。
だから、日常つかう油を長鎖脂肪酸の油から、ココナッツオイルに変えるだけで痩せるのです。
ただし、勘違いして欲しくないのは、ただココナッツオイルを食べれば痩せるわけではありません。
白米や小麦粉や砂糖のお菓子など、余計な糖質を食べない「よいダイエット的な食事」をするとココナッツオイルの本領発揮になるわけです。
簡単にいえば、食べ過ぎていればココナッツオイルを食べても意味がないのです。
そして、1回や2回食べても効果は薄くて、継続すると効果が高まってくるのです。
いままでココナッツオイルを試したけれど、効果が無かったと思う方。
もしかしたら、食べ過ぎであるか、すぐにやめてしまったのが原因かもしれません。
しかも、ダイエットをするときは小食ですよね?
だからすぐにお腹が減って辛い思いをすることがあると思います。
ところが、中鎖脂肪酸から作られたケトン体は持久力があるのです。
日常的な活動を長く支えてくれる効果もあるので、ダイエットが辛くないのです。
ちなみにココナッツオイルの中鎖脂肪酸は痩せるだけではありません。
痩せすぎの人は、適正な体重まで増やす効果もあるようなので、より健康体に近づくわけです。
ココナッツオイルはそれ以外にも美容や健康にいろんな効果があります。
しかし長くなるので、ダイエット効果にとどめて説明してみました。
ただし、他のオイルと同じで品質の問題があります。
安すぎるココナッツオイルは避けた方がいいかもしれません。
その点はご注意くださいね。
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