船田和成のハッピーダイエットライフ

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4群点数法でダイエット効果はある?

いつもありがとうございます。
ハッピー☆ダイエットライフの船田です。

先日読者の方から質問がありました。
今まであまり書いたことのない論点なので皆様にもご紹介しますね。

質問

私は現在、四群点数法を使い、食事療法を行っています。
なので、【白い疑惑】牛乳・乳製品は必須ですので毎日飲んだり食べたりしています。
乳癌になるリスクが高いのでは?と
疑惑を感じながら…(;゚д゚)
これに代わる食品はありますか?

今日は質問への回答です。

船田からのアドバイス

四群点数法というのは、女子栄養大学の創設者である香川綾・昇三先生が83年前から研究を始め、戦後に改良を加えて考案した食事による健康法とのこと。

食品の栄養を4つのグループにわけて、それを毎日点数化して食事に取り入れる方法です。

第一群が、乳製品と卵
第二群が、魚・肉・大豆製品
第三群が、野菜・海藻・芋・果物
第四群が、穀類・油脂・種実・砂糖・菓子・飲料

このように分類しています。
ご覧になれば分かるように、総合的によい食事がとれるように工夫されています。

これはこれで良い方法だと思いますし、現代的に見ても具体的で実践的だと思います。
しかしご質問者のように、少々疑問を感じながら実践している方もいるわけですね。

4群点数法のサイト紹介によれば、戦後にアメリカから配給された脱脂粉乳で児童の栄養状態が劇的に改善したのを目の当たりにして、乳製品を第一群に加えて完成した理論のようです。

これは現代の栄養学と、ダイエットと健康の問題ですね。
船田のテキストには、牛乳や乳製品は疑惑があると説明しています。

この4群点数法は学童の栄養状態改善を意識していたと思いますが、私も学童が牛乳を飲むことは問題ないと言いたいところなのですが・・・。

日本人は牛乳を消化する酵素を持たない方が多く、飲むと下痢をする方が多いです。
しかし、未成年の方であれば、ちゃんと消化してくれるようなので問題ないのですが・・・。

まあ、大人が牛乳を飲むと下痢をする方が多いので、日本人の中高年には合わないこともあるでしょう。

そして問題は、この方法そのものではなく、牛乳そのものにあると思います。
現代の牛乳は、超高温殺菌でたんぱく質が変質していますし、アレルギー抗体になっている方も多いです。

しかも、脂肪分がとても多いので太りやすいのですが、脂肪を撹拌することにより過酸化脂質が多いといわれています。

さらに、現代の乳牛は生産量を上げるために、ホルモン剤を使っていると聞きます。
ご質問にあるように、乳がんのリスクを考えたくなるのも、このホルモンの問題です。

おそらく、戦後まもない70~60年前と、現在の牛乳は別物なのではないでしょうか?

これは、穀物の小麦も同じですね。
品種改良(改悪?)により、グルテンの量が飛躍的に増えて製品化しやすい反面、アレルギーが増えています。

つまり、方法論が正しくても、食品そのものが変化して、危うい部分がある。
これは栄養学とは別の問題なので、学校で教える栄養学には反映されないと思います。

しかし時代のニーズと共に食品の方が変わっているので、現代の栄養学も問題があると思います。

まあ、問題がない学問などないと思いますが、栄養学も同じですね。
なんでも学問化してくると、利権と権威の問題がでてきて、新しい物は歓迎されません。

ただし、現代の一般的な食生活はメチャクチャといっていいので、4群点数法のような食事法はとても良い方法だと思います。

ご質問者は乳製品に関して疑問があるので、そこは変えればいいですね。
第一群で注目しているのはカルシウムとビタミンB2ですので、それを補うような食品を食べればいいと思います。

ビタミンB2は、卵はもちろん、納豆などにも多いようです。
また動物の内臓などにも多いのですが、使いやすいのは海苔ですね。

カルシウムは小魚や小エビ、そして小松菜やゴマなどにも豊富です。

私もよくやるのですが、玄米に生卵と納豆を混ぜて、ゴマと刻み海苔を乗せると美味しいですよ。

乳製品の代わりであれば「納豆(大豆製品)」「ゴマ」「海苔」であれば、変更しやすいですね。

まあしかし、納豆は納豆で、第二群に入っています。
そしたら卵を単純に増やせばいいのかもしれませんが、しっくりきませんね・・・笑

しかし、もうひとつ問題があって、現代の栄養学だと、糖質の食べ過ぎになりやすいのです。

青少年が参考にするのは良いのですが、中高年の女性は参考にしない方がいいかもしれません。

もちろん、4群点数法でも、活動レベルによってそれぞれの点数は変えるようです。
しかし、だんだん実践が難しくなってくるのはいなめないですね。

食事はもちろん大事なのですが、現代の栄養学的な食事を食べても痩せるとは限りません。
やはりダイエットには個別具体的な方法と作戦が必要なので、参考程度でいいと思います。

やはり現代の栄養学は参考になるものの、実践するのが難しいと思っています。
はっきり言って、忙しい主婦が参考に出来る方法ではなく、「給食の設計図」だと思っています。

学校給食なら、このような指標が必要だと思います。
しかし、中高年の主婦が作る家庭料理では実践が難しいですね。

あまり難しく考えない方がいいと思います。
完璧に実践しても、食材そのものの問題もあるので、どうしようもありません。

そうそう、現代の栄養学には、もうひとつ問題があります。
それが「足し算の栄養学」であることで、ついつい食べ過ぎになるのです。

昔は30品目を食べましょうと言っていた時期もありますが、実現不可能です。
やはり給食の発想で、家庭で30品目も材料を組み合わせて作るのは困難ですね。

結論としては、参考にしながらも完璧を目指さないのがいいと思います。
完璧主義というのは上手くゆかないことが多いのですね。

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